術後から気がつけば2ヶ月。今回は顎変形症の手術内容や、入院中などに処方されたお薬などをご紹介していきたいと思います。
顎変形症の主な術式
- Le FortⅠ型骨切り術(上顎)
- 上顎前方歯槽部骨切り術(上顎)
- 下顎枝矢状分割術(下顎)
- 下顎枝垂直骨切り術(下顎)
- 下顎前方歯槽骨切り術(下顎)
- オトガイ形成術(顎先)
主に顎変形症で手術される際に、上記のどれかで手術を受けると思われます。
今回は私が受けた術式の説明のみにしますので、他の術式については割愛させてください。
気になる方は、調べて見てください!
いろんな大学がレポートを書いているので、すぐに悩みを解決してくれます。
ちなみにオトガイ形成術は、プレート除去の際にオプションとしてやるかもしれません…。それより鼻の変形治したいですけどね…。
Le FortⅠ型骨切り術
画像引用:【顎顔面口腔外科】ガミースマイル(ルフォー)の整形手術|恵比寿のリッツ美容外科
上あご全体の移動を行う方法です。
上唇の内側の歯肉を切って鼻の横くらいから水平に骨を切ります。
上あごは歯がついたまま全体を動かせるようになります。上あごが正しい位置に動けば、骨接合用のプレートとネジで上あごをしっかりと固定します。
当院では日本人の骨格に合わせて設計された最新のチタンプレートとロッキングスクリューを使用しております。
チタンは生体親和性に優れ必ずしも取り除く必要はありませんが、多くの場合別途除去手術を行います。その場合およそ術後半年から1年後くらいが適切です。1〜2泊の入院手術でおこないます。Le Fort I型骨切り術の手術時間は1時間半程度です。
簡単に言ってしまうと鼻下あたりから、だるま落とし方式で余分な骨を取り除いて、プレートで固定してくっつけちゃうという感じ。
笑った時に歯茎が見える俗にいう、ガミースマイルの人がこの手術を受けることが多いみたいです。
私も実際、人より顔が長めで笑うと歯茎が見えるタイプでした。出っ歯だったこともあってあんまり歯茎歯茎と気になるものではなかったんですが。
でも、入院中、先生たちの中ではガミースマイルが気になる人扱いされてて、訂正するのも面倒なので、そのままにしておきました(笑)
ちなみに私は7mmカットして上に。
この手術は顎を上に上げるため、鼻が上を向いてしまったりと少し元の鼻から変化が現れる可能性があるものでもあります。
下顎枝矢状分割術
画像引用:【顎顔面口腔外科】下顎枝矢状分割法 (SSRO)の整形手術|恵比寿のリッツ美容外科
顎骨の変形が主に下顎にみられる場合に行います。
神経を内側に温存して両側の下顎枝を内外側に分割して、内側の歯列の骨を後方あるいは前方へ移動して固定します。
固定する材料にはチタン製の金属プレートを用いますが、抜去手術の必要のない吸収性プレートを使用する場合もあります。
手術の説明をされた際の紙が見つからなくて、下顎に関しては正直これだったのか曖昧です。
調べた中でSSとつく術式がこれで、画像とかでもレントゲンで見た形にかなり似てるので、これだと思います。
私の場合、上顎を7mm縮めたので、下顎も一緒に同じく縮めていく感じで手術を受けました。
正常な骨の形からかなり上も下も大きく育ったり長く育ったりしているので、できる限り正常な顎の形に近づくように対応してくれたみたいです。
術後のプレート
実際の私の画像ではなく引用なのですが、私が見たレントゲンではこんな感じで、たくさんのプレートとボルトで固定されていました。CT画像はかなりグロい感じでした。
顔の中心部は半年くらい腫れが引くのが遅いらしいです。なので、長い間腫れているように見えるかもしれないですね。実際、私の顔はパンパンのままです。
下顎の手術で切ったであろうところは、下顎を指でなぞるとボコっと凹んでいて、プレートも感じるので、これがいい感じにくっついていくんだなーって思いました。
上顎は鼻の下あたりが腫れているというか突っ張るというか、プレートをこちらも感じます。なので、鼻下が腫れてちょっとお猿さんみたいな感じ。イメージ的に。
このプレートを私の場合は1年ほどつけておき、1年後に除去手術を受けます。なので、2年間で2度手術と入院をするってことです。
1回では終わらないのです…。入院して知ったんですけどね、これ。
プレートを除去は簡単な手術で、今回の手術ほど時間も辛い思いも少ないみたいです。普通食ではなくてもゴリゴリの流動食でもないみたいだし。
プレートを取れば違和感や腫れもかなりなくなるんじゃないかなって思っています。
体には無いものをつけてるんですもんね。体も拒否したくなる。
入院中に処方された薬
今回の入院中に処方された薬については以下の通りでした。
- セフジトレンピボキシル(抗生物質)
- ビオフェルミン(胃腸薬)
- メチコバール(ビタミン剤)
- ロキソプロフェンナトリウム(痛み止め)
- ネオステリングリーン(うがい薬)
- セフメタゾールナトリウム点滴(抗生物質)
- リンデロン(ステロイド剤)
- アズノール軟膏(炎症性皮膚疾患治療剤)
- プリビナ液(点鼻薬)
細粒の抗生物質は私をかなり苦しめました…。
体が拒否して長い5日間、吐きそうになりながら飲んだ思い出の薬です。
2度も魔女が作るようなまずいものを作ってしまいましたしね。
胃腸薬は抗生物質や流動食で、下痢の症状を起こす場合があるので、飲まされてました。ある程度でやめましたけど、やめても下痢の症状はありませんでした。
軟膏は手術後にかなり唇が荒れて、施術の時に流血もあるので、塗りたくりまくりました。毎日皮めくれるの。どんだけカサカサしてんねんって感じで。
点鼻薬は上顎の手術を受けると鼻づまりが、決まって起きるらしいですが、私の場合はかなり重症なので入院中は毎日のように使用してました。
使いすぎると、粘膜が腫れて逆効果であることを知ってからは使用しないように心がけて。
でも、この点鼻薬がなかったら私は死んでました。命の恩人。
今でもいざという時の為に、常備してあります!
痺れや麻痺を回復してくれる為にビタミン剤がこれといっていいほど、処方されます。
どのブログを見てもメチコバールは聞きます。私の場合も処方されました。
1年くらい長く付き合っていくのかと思いきや、退院2週間くらいで処方されなくなり、今は飲んでません。でも、飲まなくても治ってきてますし慣れます。痺れに効いてんのかもよくわからん。