前回は、久しぶりのお風呂に入ってさっぱりし、ゴムかけが始まりその練習をしていました。
術後8日目(入院11日目)
痩せました
あまり食べたり飲んだりする事も無く、1週間経ちました。
この手術を受けると流動食ということで、多少なりとも痩せます。私も痩せました。
むしろ、普通の人よりも多く痩せてしまいました。
元気なときでも痩せるのが早くて、増えるのが遅い体質なので、ガクンと大きく痩せてしまっていました。それにお腹も痛かった。
この日は、教授回診がある曜日のようで、医療系ドラマの見過ぎか白い巨塔のようなものを想像してました。
沢山の先生の真ん中に、教授が居てゾロゾロって感じ。結構、緊張と嫌なイメージが多かったので、あんまり気が進みませんでした。お外も台風でどんより雲だしさ。
教授が見てくれるということだから、少しは鼻の調子とかも見てくれるのかなって思ってました。実際はサラッと終わったんですけど。
もう、普通に呼吸できれば、今は何もいらないって。
ただただ、それだけを願って望んだ入院生活です。
一生のうちでこんなに「酸素ください」って思っただろうか。何なら、エラが欲しいって。
ハリーポッターのエラができる「鰓昆布をください」ってどれだけ思ったか。
やっとストローを使えるように
やっぱり毎度のことで、朝は喉がカラカラ。洗面所のお湯を、がぶ飲みして潤しました。
なんでか、病室の水道水はとっても美味しいというか、いつも飲んでる水道水の近くて馴染みがある感じで安心する。
粘液の件もあるから、いっぱい飲んで食べてデトックスしよう!
この日は、初めてストローで全部飲めました。まだまだ唇をすぼめて飲むことは出来なくて、工夫して飲んでたんですけど、ストローで飲めるようになって、他の飲み物も飲みやすくなるなって思ったら、少し心が晴れました。
繋ぎの糸が黒ってバレバレ
朝ごはんを食べたあとは、歯磨きをしてゴムかけを行いました。
教えてもらった次の日とは言え、結構早めに装着することができるようになっていて、安心しました。まだ、ゴムが強めの小さいものだから、付けるときも力がいって大変でした。
縫っている部分が、かなり感覚が無くて鼻の下も、鼻頭も感覚がありません。
痺れているところも、ほとんど縫っている付近が多い気がします。抜糸をすれば、楽になるって良く聞くので、取ったあとは少しでも楽になると良いなって、楽しみにしていました。
昨日の夜に、マウスピースが外れないように、糸で結んでくれたんですけど、糸がこれまた黒で、透明のマウスピースに結ばれて、めっちゃ不格好(泣)
もう少し考えてくれてもいいじゃないかって、正直思いました。出来るだけわかりづらい半透明なブラケットとかマウスピースを使ってくれてるのに、黒の糸で全てが台無しです。
そして、鼻水が垂れるので左の穴には、よくティッシュを詰めていたら、鼻の穴が広がってきちゃって。詰めるの極力、辞めようって思いました。
教授回診
初めての教授回診に、ドキドキしながら処置室へ行きました。
入院一週目に、教授回診の金曜日は迎えてたんですけど、ちょうどICUでお眠りになられてたので、今回が初めて。
確かに、この日は沢山の先生たちがあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
いつもの担当医が見てくれて、このときにゴムのサイズを、大きくしてくれました。なので、かなり口が開けやすくなって楽になりました。サイズが変わったことで、着脱もかなり楽に!
そして、教授が来て口の中を見てくれました。
朝の担当医は、結構グイグイ来る人だから、いつも痛い思いをしてるんですけど、教授は口の中を見るときも、かなり優しくて、消毒も優しい。
鼻の吸引もしてくれたんですけど、もっと小さいサイズのノズルを探すようにお願いして、痛みを少なくしてくれるように努めてくれました。
色んな人に見られながらの診察で、吸引のときなんて沢山の先生や看護師さんに「ごめんね~ごめんね〜もう少しだよ」って涙を拭ってくれました。
いつものことだから大丈夫だし、なんなら咽たから涙出てるんであって生理現象なんだけど、とっても謝られました。そんなに謝んなくてもいいのに…こっちの方が、少し申し訳なくなりましたよ。
栄養指導
この日は、かなりフラフラするなと思いながら、栄養指導へ行きました。
椅子に座っているだけでも、かなり辛くて、話は聞きたいんですけど、背もたれに持たれてぐたっとしていないとかなり辛くて。
今思うと、態度悪く見えていたと思います。
流動食の作り方とか色々と聞いて、3ヶ月ほどは食べ物で不便な思いをすると思うと、かなりお先真っ暗な気分にますますなってしまいました。
わかっていたんですけど、この時点で地獄だと思っていたから、耐えられるのかかなり心配に。
そしてその後、体力測定をしてもらったら、驚きなことに「水分量20%」。
人間の水分って60%って聞いてるけど、この時の私は20%しかない状況で、「そりゃフラフラするわ!」って改めて思いました。
この日に、私は現実をつけつけられた気がして、このままだと死ぬと思った私は、水分を摂りまくりました。
そろそろ帰りたい病
大部屋に移動してからも、病んで閉じこもっているのは変わらず。
なんならカーテン一枚というプライベートがあるようで、ないこの状況にかなりストレスが、溜まっていました。
入院生活で色んな事が辛くて、そういう点でも帰りたいって思ってましたね。
鼻の調子が良ければ、もっと楽しい入院生活だったんだろうけど…。
筋力も体重も水分量も落ちて、心も沈んで、ブルーな毎日でした。
画期的なものを発明!
毎日毎日、術後の鼻づまりに悩まされ続けている私ですが、綿棒で鼻の掃除始めてから、奥の鼻腔を広げると、左は呼吸が出来て楽になることに気がついて。
苦しいときには気休めながら、広げて横になってたんですよ。でも、ずっと手に持ってるわけにも行かないし。
そこで、鼻腔拡張テープを左を重点的に広げる感じで貼り付けたら、かなり楽になりました。
でもこれ、長時間はつけてられないし、汗をかけばすぐに剥がれちゃうし、なんなら皮膚がだめになっちゃう的な。(多分高めのちゃんとしたのであれば、そんなことなかったのかな)
どうにかならんかなーっと考えていたら閃きました!
持ってきてもらった綿棒が、ちょうど芯の部分がプラスチックっぽい質だったので、真ん中を折って、元に戻ろうとする力を利用して、鼻の奥にいれたら鼻腔が広げられてとっても楽になりました(笑)それに、両手があく!
ヴァセリンを軽く塗ってから入れると、粘膜を傷つけることなく呼吸を楽にすることが出来ました。風貌的には、鼻ピアスしてる感じですね!
ずっとこれって言うのも難しいので(寝てるときに寝返りで刺さるかもしれないし、見回りのときにちょっと恥ずかしい)、ちゃんとしたのをAmazonで買いました。
いつになったらちゃんと眠れるのかな
鼻づまりのせいで、術後からずっと寝不足です。
夜勤をやってるときも寝不足で、若干睡眠障害にもなってる感じでした。そこで、これ。
いつでもどこでも、しかも9時間と睡眠時間が設けられているというのに、眠れてない自分。
可愛そすぎる。
上向きのままだったり、膝立ててもお尻やら腰やら痛くなって、足を横に上体は上向きでも肺が苦しくなるから眠れないし。色んな所が痛くなってくるし。
側弯症の私には、かなり背中が辛かったです。ベッドの角度もあげたままで、出来るだけ頭を起こした状態で眠るようにしてたから、首やら肩もバッキバキ。
この日は頑張りました
予防歯科で、以前にあった変わった先生に、前歯だけキレイにしてもらいました。
変わった先生過ぎて、心配になるほど(笑)
ゴムかけに変わってから、少し口を開けられる余裕が出来たことで、水をコップやらシリンジ、ストローで飲まなくても、ペットボトルの口のまま飲むことができるようになったので、以前よりも進んで飲めるようになりました。
乾燥のせいと口内が熱を持ってるせいで、かなり口内が乾くんですよね。
それに体内がカラカラだって言われて、かなりやばいと思いましたしね。しかし、「何回トイレに行くねん」ってくらいトイレに行くようになりました。デトックスかなりされてると思います。
今日は、かなりフラフラになりながら、色んなところに行ってお話聞いて見てもらってして、よく頑張りました。