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【顎変形症】術後レポート:3日目〜4日目【入院】

前回は、管だらけと全身麻酔の副作用だったり、熱だったりでグロッキーでした。

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痛みのピークとされる3日目です。心が結構死んでいるので、痛みの思い出あんまりありません。

 

術後3日目(入院6日目)

まだご飯を食べる元気はありません

この日の朝ごはんは、前日よりも食べられるようになっていました。

でも、まだまだしんどいし、何より鼻づまりで呼吸が出来ないので、調子がいいときに食べては休憩するって言う感じ。若干横になった状態で、シリンダーで流し込む状態です。

普通の人ならこの時点で、かなり元気になってるみたいですけど、私はそうも行かず、点滴を抜いてもらえませんでした。

点滴での抗生物質は終了して、水分だけをひたすら。普段から水分はあまり摂取しないタイプだったので、その癖であまり取らず、かなり飲め飲めとうるさく言われました。

お薬もたくさん出て、特に抗生物質がかなりまずい。

他の薬は粉っぽいし、錠剤を飲めるほど口が開かないので、粉薬なわけですが、水に溶かしてシリンダーで口に入れて飲むこの時間が苦痛で苦痛で。辛かった…。

朝食、頑張って食べたから、お昼は全然食べれませんでした。

鼻やら喉やら至る所が腫れまくり

担当医さんが他の先生を連れてきて、鼻腔を見てもらい管を入れて、粘液やら鼻水やらを吸ってもらいました。

やっぱり喉のところまで管が行くから咽るし、それで涙も流れて、小さい頃に中耳炎だったので、鼻に管を入れるのは慣れてるけど、辛いのは変わらないですね。

胃に管を入れていたから、粘膜が炎症を起こして、喉が痛かったです。これも2、3日したら治りました。

左の腫れで塞がってしまっているところは、管さえも受け付けないので、少し押し込む感じで入れるときがかなり痛いです。

もう、そんなにしてまでしなくていいよーって内心思ってました。

あんまり粘液も取れないみたいだし。

それにしても、まだまだ口がちゃんと閉じられなくて、ヨダレダラダラです。

両親揃ってお見舞

連日母親は来てくれてたんですけど、お仕事が休みのこの日は、父親も遊びに来てくれました。

ちょうどお昼を食べ始めて、ちょっと経ったくらいのときにやってきて、朝ごはんを頑張って食べた分、あまりお昼は食べられなかったので、すぐにお昼は終了して、少しでも動こうと、食堂に行ってテレビを見ることにしました。

水を飲むために、コップやらティッシュやらシリンダーやらを持参して行ったものの、もう正直、お水がまずいわけです。

ミネラルウォーターを買ってくれてるんですけど、普段から私はミネラルウォーターが好きじゃなくて…水道水LOVEなんですよね。

でも、このときは水道水も美味しくなくて、味のあるお茶を買ってもらったものの、正直これもおいしくなかったです。

多分、口の中が腫れてあまり感覚がないために、味がわかりづらいのと、歯磨きできてないから、気持ちが悪いのもあるのかなって今、考えると思います。

母親だけのときは、長く居てくれるんですけど、父親は病院がなんせ嫌いなもんだから、すぐに帰って行ってしまいました。ちょっとさみしかったな〜身内がいるだけで、結構安心するから。

水を飲めと看護師さん先生からのプレッシャーで、なるだけ飲むんですけど、まだまだ少しの量しか飲めず…でも、トイレが近い。でも、個室だと目と鼻の先過ぎて全然動かない。

それに寝るときも横を向けないから、ずっと仰向けで膝を立てたりして、ひたすらお尻や腰が痛いわけです。

なので、両親が帰ったあとは、休憩がてらに動画を見て、その後ナースステーションの周りを5周してみました。点滴の機械を持ちながら。

かなり疲れて、フラフラだし休み休み運動しました。

夕食の時間

この日は、運動してお腹を減らしたこともあって、夜ご飯は50%くらい食べられました。

でも、それも食べる前に鼻づまりを解消するために、吸引してもらったおかげなんですけどね。食べるにも、生きるにも鼻づまりって、命にかかわることですね。

吸引のこともあるし、管が通っていた事による炎症もあって、喉がまだヒリヒリ痛い。

だから、飲むヨーグルトを飲んだら、酸味がかなり染みて痛かったです。

管を抜いた2、3日は、ヨーグルトに十分に気をつけてください!

あと、薬もかなり染みます。なんでこんなに薬ってまずいんだ…

濃厚流動食に混ぜてもこれはまずい…シリンダーで飲んでるから、なおさら舌で感じて地獄の時間でした…

夜の診察の時間

口の中をキレイにして、いつも通り夜の診察に行きます。

そこで軟膏を塗り忘れてしまい、施術の際に唇裂けまくって、血だらけになってしまいました。

痛かった…

先生が「施術前には塗りたくってきてね」言いながら軟膏をぬりぬりされ、これが結構、力強めで、痛かったです。油断してた。

そして、ついでに軟膏で浮き始めた皮を、先生が取ってくれました。ハサミできったりして。

前に抜歯した時に縫ったところの抜糸で、唇がハサミに挟まって切れたことがあったから、めちゃくちゃ怖かったけど、どうにか何もならずにキレイにしてくれました。

唇もパンパンに腫れて、まるでアンジェリーナ・ジョリーです。

この日も、夜に鼻に溜まった鼻水やら粘液を吸ってもらい、苦しくて泣くという一連の動作を終えたあと、部屋へ戻りました。

点鼻薬ももらってるけど、実際どんな作用があるのかわからず、使用しまくってました。全然、鼻づまり解消しないので。

左なんて鼻が塞がってるから、点鼻薬入れても鼻を通るどころか手前で停まって、出てきちゃう。この日も鼻づまりとヨダレに苦しみながら、就寝しました。

術後4日目(入院7日目)

寝起きはいつも苦しい

鼻を吸引してもらって、少し呼吸が楽になっても、すぐに鼻水は溜まるわけで、鼻は当分かめないから、出すにも吸うにも出来ないのです。

だから、吸引する前の夜ご飯は、地獄ってくらい苦しいし、吸引後は楽になって、寝付くときには少し良くても、4時間後には苦しくなって起きてしまう。

それに仰向けだけをキープしてるから、体も痛くて起きちゃう。

じっくり眠れない日を送りながら、朝を迎えると、鼻づまりと部屋の乾燥で、喉がかなり痛くなってる。もうしんどいしか出てこないのです。

2個も鼻の穴があるというのに、1個しか機能してないから困る。

体内の酸素濃度は満たしていても、体感的には酸素不足な気分で、フラフラするし苦しい。もう気持ちも沈んでました。

全身麻酔をすると、少し尿やら便やらが出にくくなると言われてましたが、尿はそんなこともなく、どちらかと言うと便のほうが出にくかったです。流動食だから、これと言ってたくさん出るわけではないけど、便意は感じる。

でも、呼吸が苦しいのもあって、踏ん張らないほうが良いなって考えて自然と出るまで、あまり気にしないようにしました。いざと慣れば看護師さんがお薬くれるし。

そして、この日から腫れのピークが過ぎて、徐々に腫れが収まってきました。(腫れや痺れについては別記事で詳しく書きます。)

朝ごはんと朝の診察

朝食は、いつもの通り流動食なんですけど、全然お腹が空かないわけ。

だから、高カロリーの濃厚流動食を飲むんですけど、やっぱり看護師さんやら先生やらには、食べろ食べろって言われるんですよね。

気持ちも沈んで、呼吸も苦しくて、お腹もすかないし、食べるだけで疲れるしってなわけで、あまり食べれなかったのです。ただただプレッシャーだけが募っていくって感じ。

今となっては、ちゃんと食べておけば、すぐにお仕事にも復帰できたんだろうなって思います。

何よりごはんの後の薬が、死ぬほどまずいのも、億劫になっていた一つの理由です。

朝は、あまり食べられなかったですけど、お昼はなんとか半分くらい食べられました。

その後、朝の診察に呼ばれて担当医さんに診てもらい、ちゃんと洗えてるかを見て、消毒してくれます。夜の先生と朝の先生は違うんですけど、朝の先生は荒々しいからめっちゃ痛い。

顔といい傷口周りといい、強張ってるわけです。

無表情で生活してるから、動かされたりするともう、眉間にしわですよ。

朝の先生は、鼻づまりを知ってか知らずか、吸引はしてくれないので、朝から辛い思いをしてこの日の一日がスタートです。

久しぶりのお風呂と思いきや

手術後からお風呂にも入れず、ちゃんと歯磨きやら、舌を洗うことが出来ていないので、色々と気持ちが悪いです。

口の中はマウスピースをして、固定されているので、マウスピースがなんか気持ち悪い。溶け出してる感覚に陥って、ちょっとパニくる。

ザラザラしてるし、舌がかなり気持ち悪くて喉もすぐ渇く。

この日は、シャワー浴びようかって看護師さんが言ってくれて、点滴の処置をしてくれたんですけど、かなり体力が無くてシャワー室に行くまでに、かなりフラフラしてました。

それを見て看護師さんが、今日はやめようって言ってくれて。正直、入りたい気持ちが大きかったんですけど、かなりフラフラしてたから仕方なく断念。

髪の毛だけ、洗ってもらうことに。

匂いに敏感になっていたこともあり、自分が持っていたシャンプーの匂いが異様にキツく感じてしまって、気持ち悪くて仕方なかったです。

でも、久しぶりに髪の毛を洗ってもらって、頭も痒かったからさっぱりして、気持ちよかったです!

個室から大部屋へ

この日から、個室から大部屋へ戻りました。

4人部屋で、最初に居た内の一人は、もう退院して居なくて、3日前に同じ手術を受けた方が、入られていました。

3日間の時差があっても、確実に私の回復がかなり遅いのは、目に見えてました。私はいつまで点滴つけてんだよって言う。ご飯と水を飲めって言う話なんですが。。

カーテン半分くらいしたまま、ベッドでぼーっとしていたら、同じ手術をした女性が、お見舞いに来た旦那さんと部屋で口論し始めるという。喧嘩に耐えかねて、私は重たい体を引きずりながら、点滴の機械とともに食堂のテレビを見に行くことに。

そのときにやっていたのは、ブザービートの再放送。

「なんかこれ、人気だったやつだ〜」なんて思いながら、初めてこのドラマを見ました。

続きが気になりながら、終わったらお部屋に戻って、ベッドに横になりました。座ってるだけでも、疲れちゃう。

呼吸できるだけでこんなにもハッピーなのか

この日の、夜の診察のために、点滴の機械を持って診察室へ。

徐々に、水やらご飯を摂取できてるということで、明日にでも点滴がようやく取れることに。

様子を見るために針はそのままにして、とりあえず取る形だけど、それでも、かなり動くのが楽になるなーって思ってました。トイレ行くにも機械を引きずって行かないといけないし。

そして、この日もいつもの通り吸引してもらって、鼻の中を見てもらったら、


なんと2個も大きな大きな鼻くそ(血の塊)が育っていたわけです。


先生は、その鼻くそさんが取れる度に見せてくれるんだけど、かなり大きかったです。

まぁ、鼻血混じりだから黒いんですけど。面白くなって笑っちゃうんだけど、顔の筋肉、強張り過ぎて痛い面白いの繰り返し(笑)

この鼻くそさんが取れたお陰で、かなり右の呼吸が楽になりました。

先生も「一気に顔が明るくなったね」って言ってました。

そりゃね、呼吸できたら顔も晴れますよ!

この日はスキップするくらいの勢いで、部屋に戻りました。本当に嬉しかった〜!

呼吸って本当に大事。精神面にもかなり直結してるんだなって思うと、普通に呼吸できてる皆さんも、今の幸せを忘れないで欲しいな〜(だれ)

大きな鼻くそさんで、殺されかけるとは思ってもみませんでした。

 

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