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【顎変形症】術後レポート:1日目〜2日目【入院】

前回は、手術を受けてICUで一晩過ごしました。

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術後1日目(入院4日目)

覚醒

ICUで一晩過ごし、ゆっくりとお昼過ぎくらいから覚醒しはじめて、右の鼻の穴に入れられてる、肺へ挿管された管を抜く作業を行いました。

これは、手術する前に2回も説明された、肺の管を取るときが一番の山場だと言われてました。

すごく苦しいらしく、まれにパニックを起こして、気管切開をしなくては行けない事があるらしです。そうならないように、口が閉じられてるけど舌で唾液を押して、痰で呼吸困難にならないようにします。

朦朧としている中どうにか出来ていたようで、気管切開をしないで済みました。

そこから状態を起こされて、ICUから個室へ移動の時間が来たんですが、状態を起こされた途端に胃につながれてる管が気持ち悪すぎて、看護師さんを呼んで(実際は目で訴えたのとジェスチャー)吸引してもらいました。

ベッドで個室に移動後も、気持ち悪さは止まりませんでした。

レントゲン撮影

気持ち悪いまま個室へ移動して、ゆっくりしたいのに「レントゲンを撮る」なんて言われて…疲れてるし気分悪いのに、動けって無理なことを言われまして。

鬼畜なこと言われて、私はこのまま殺されるのかと思いました。

とりあえず、車椅子に乗せられて(乗るのも大変っていうか立つのも大変)もう、動くものに乗ってる時点で気持ち悪い。吐きそうになるわけですよ。

上向いてないと吐きそうだったので、母親に頭を支えてもらいながら、気がつけば苦しすぎて大泣き。気がつけばボロボロ涙が溢れてました。

看護師さんがすぐに担当医を連れてきてくれて、管を抜いてくれました。これのおかげでかなり楽になって、やっと生きた心地です。

看護師さんも謝り続けてくれて。そのままレントゲン室へ。

10階から1階へエレベーターで行きましたが、もうエレベーターが気持ち悪すぎて。

元気なときでも、あんまり好きじゃないのに。具合悪いともっと辛い…

到着後、朦朧としながら椅子から椅子に移動したりして、3つのレントゲンの内2つレントゲンを撮りました。胸のレントゲンは立って撮影で、この状態では立てないと判断され、次の日にしました。

あとから聞いた話、移動レントゲンがあるらしくて、それで撮って欲しかったです。。

1日寝たきりなだけで体力がガタ落ち

個室へ戻ってきて、すぐベッドに横になっていたら、執刀医の先生が来てくれて、成功したと報告をしてくれました。

担当医さんが、さっき撮ったレントゲンを見せてくれながら、詳しく説明してくれたんですけど、正直、疲労困憊の私には「どうでもいいから寝かせて」と思ってました。

夕食が出たんですけど、もう食べれるほど元気でもなくて、水をシリンダーで少し頂いて、もう何をするにも、ちょっとの動きで疲れる。

食事カードをみて、驚いたのは知らぬ間に「キウイアレルギー」になってたと言うこと。

両親も笑ってたからね。でも自分は検査とかしたこと無いから、まぁそういうことでいいやって受け入れ。確かに、桃とかメロンとか食べると、喉痒くなるとは言ってたし、採血の検査で何かわかったのか、何なのかわからないですけど、とりあえずそのままで2週間入院しました。

長いこと付き合うことになるとは思ってもみなかった

その夜に気がついたのは、鼻づまりで呼吸が苦しいという事実。

飲み物を飲むにも、口が使えないと言うかマウスピースもしてて、圧迫されてるから鼻呼吸がかなり重要なのに出来ない。飲めないわけですね。

それに色々と痛いし、出来たら傷口とか顔とか、あんまり触りたくなかったし。

左も右も管が入っていたから、粘膜が腫れまくってて、それに元から鼻腔が狭い方だったので、増して狭くなっていました。プラスして上顎を手術すると、腫れが鼻にも影響して、軟組織も腫れてしまうので、手術して粘液が溜まってるのも詰まっている要因です。

鼻づまりに悩まされるとは聞いてたんですけど、私の場合はかなり重症な方だと思います。

夜も眠れないので、管で吸ってもらって、通るようにしてもらいました。これも実際2、3時間くらいしか持たないんですけどね。

最終的には、1年後のプレート除去手術のときに、鼻を治す的な話に今はなってます。

術後2日目(入院5日目)

口の中の管も除去

朝方にカテーテルを取ってもらって、かなり行動ができるようになりました。結構、邪魔だかので。ちなみに痛みは無くて違和感だけ。

1度うまくカテーテルの管が、ちゃんとなってなかったのか、尿意に襲われて辛かったときはありましたが、それくらいです。1日目だけ少し血混じりの尿が、出るくらいでしたし。

個室にはその中にトイレもあるので、最小限の徒歩でトイレに行って用をたして、洗面所の前で手を洗う時に鏡があるじゃないですか。そこで自分の顔見て、かなりのパンパン具合に、ちょっとだけびっくりしました。

でも、それ以上の感情は無くて、体力が無さ過ぎて、感情までエネルギーが回らないのか「どうでもいい」っていう気持ち。

ご飯が来ても、鼻づまりがひどいから、ご飯を食べる気にもならないし、何より疲れる。

右の唇は裂けてて、痛くて痛くてヴァセリンも塗りまくってました。そしたら、担当医さんが軟膏を出すって言ってくれて。その後、診察へ。

もう血液も出ていないということだったので、口内につながれていた血液の管も、取り除かれました。内出血しちゃうからね、この管はそれを吸い取ってくれるものです。

何よりも診察は行くのも辛いから、車椅子で行ったんですけど、口の中を見るときの道具が痛くて痛くて。右唇は閉じないし鼻の感覚もないし、上唇の上の部分(鼻の下らへん)がめくられる動作がかなり激痛で。

先生曰く、結び目がたくさんあるからだって言ってましたけどね。わかってるんだったら、優しくしてくれてもいいと思います。

歯磨きはウォーターピックとうがいのみ

流動食なので基本、細かいカスだけなので、ウォーターピックでも十分です。

でも、傷口にあったりしないか心配だし、右は裂けてるからノズルを入れるのも痛い。それに振動が、強張ったほっぺたにかなり響いて痛かったです。

クチュクチュ出来ないけど、口に入れた水をコップに戻すって言うような動作が、かなり汚れを落としてくれるので、クチュクチュ出来ない間は、これで対応してました。

両腕には沢山の針の跡があって、採血のあとも全てが青くなって、アザみたいになってました。カサブタだらけ。

個室に来たときの1日目には、先生が一番痛い管を抜いてくれたけど、正直感じなかった。

気持ちってすごいですね、どうでもいいっていう気持ちだと、痛みも感じにくい。

この日からは、点滴1本がつながれてる状態です。

担当医は何かと厳しい

この日の夜の診察は、結構ダウンしているのに、どうのこうのと厳しい言葉を言われまして、ムカつくと言うか、イラッというか、そういう気持ちにもならないほど、ダウンしてました。

痺れと顔面麻痺気味の右は、唇が閉じないので水をふくめないし、何よりほっぺを柔軟に動かすことも出来ないのに、松岡修造並の熱さで、うがいの練習をするように言われました。

夜中はなんとも言えない苦しさに襲われる

鼻づまりが辛くて、夜は看護師さんに鼻を吸ってもらいました。

それでも少しマシっていうだけで、苦しいのは変わらず。

左は完璧に塞がってしまっていて、右だけが命の綱なんですけど、右がよく詰まるわけです。口で呼吸することも出来ないから、苦しくて何度も起きてしまう。

それから、熱もあるから暑いし、苦しいし気持ち悪いし叫べないしで、色んなストレスからもう発狂しそうになってベッドの上で暴れてました。

下着になって、体温を下げる努力をしました。結果、少しマシになってようやく眠れました。

 

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