前回は、クチュクチュした拍子に傷口が開いてしまいました。
術後4日目（入院6日目）
錠剤の抗生物質
昨晩に枕にしていたバスタオルと、下に引いていたバスタオルを持って行かれてしまった為に、朝起きて見ると全身がバッキバキ過ぎて、バスタオル1枚の偉大さ感じながら、1日がスタートしました。
今日は退院の日で、遠い家に帰るのでエネルギーを貯めておく為にも、朝食までダラダラと安静に過ごすことにしました。ゴロゴロと寝ていたら看護師さんに「佐藤さん」って言われて覗かれたんですけど、いつから私は佐藤さんになったのでしょうか…？
ここ2日くらい、この病室の患者さんを間違えまくっている看護師さんたち。大丈夫でしょうか…
そんな事件もありながら朝食の時間になり、最後朝食も完食し錠剤になった抗生物質を飲むことに。
ここでまた事件です。
錠剤を口に入れた瞬間に、抗生物質のあの嫌な香りが鼻に抜けるではありませんか…1年前に粉の抗生物質を苦戦しながら飲み、いろんなものと混ぜては吐きまくった思い出が走馬灯のように蘇り、吐き気に襲われたのです。
ここから呼吸を止めて、この薬を飲むことになります。錠剤とはいえ、苦痛でした。
そして、退院日に思うことは、当分入院はしたくないということ。特に顔まわりは大変。全身麻酔って、2時間くらいでも今までの体力を全てを確実に持っていかれます。こんな疲れること、しばらくしたくないなーって思いました。
勝手に再会した気分
入院中の最後の診察に出向き、この日も右頬を押さえられて痛い思いをするのでした。やっぱり右の傷口が開いてしまった為に、傷口の治りが遅くなってしまっていますね。
それに神経自体が右は鈍いというか、代謝が悪いっていうかちょっと右はそれでなくても治りが遅いんじゃないかなって思います。
退院する前にお風呂に入ってからって思って、予約開始時間までダラダラしていたらもう朝一は取られていて、11時半というなんとも遅い時間に予約をしてしまうという大失態を犯してしまいました。
まぁ、母親の迎えが遅いんでいいんですけどね、早く終わらせておきたかったので。
気長に待っている間に、オレンジブレッドでも買いに行こうと思って、パン屋さんに行って見ると売っていない…まだ販売する前なんだろうと少し待って見たものの売られない…検温時間が近づいていたので一旦戻ることに。
血圧を測りに行って見ると、どこかで見かけたことのある少女が！1年前にも入院していた子であることを思い出して、お互い1年前もそして今も顔パンパンだなーって思いながら、懐かしい気持ちに浸りました。
アレルギーはどこへ
入院を開始して、手術を受けて何回かくしゃみはしたものの、入院中はアレルギーの薬を飲むことなく終わりました。毎日、掃除されて猫もいないし、窓も開かないから花粉とか、私が反応するアレルギー物質が少なかったのが理由なんでしょうか？
でも、目だけはヒリヒリする痛みに何度か襲われたので、目薬だけはさしてました。正直、薬漬けすぎる毎日だったので、アレルギーの薬はあえて飲まなかったんですけど、ひどくならなくてよかったです。
呪怨？？
病室にいたら看護師さんに、退院手続きのために時間外窓口に行くように誘導されて、道に迷いながらも行ってみたものの、緊急患者さんたちもたくさんいて、しかも整理券の機械が故障という。
治るまで待っていようとは思ったんですけど、座るところがどこにもなくて、立ち続けるのがしんどい私としては、10分くらいが限界で…しかも退院手続きには受診カードとか必要って聞いて、シャワーの時間もあるから一旦諦めて戻ることに。
ついでにパン屋さんにもよって見たものの、結局オレンジブレッドは買うことができませんでした。
それから戻って来てから少し横になって、シャワーの準備をすることに。4、5回分のシャンプーとかコンディショナーとかを持ってきたんですけど、最後だしってことでふんだんに使うことに。
髪の毛も3回くらい洗ってみたんですけど、いつもはブラシを使って頭を洗ってるから手だけでは物足りなくて、めっちゃ痒かった。。
体もボディソープ使いまくって、2回くらい洗ってみましたよ。
私の髪の毛は今とってもロングな訳ですが、1日洗わずに2日目に洗っても、結構髪の毛が抜けるタイプなんです。なのでこの日は4日もお風呂に入ってなかったこともあったのと、前日からハイポニーテールで毛根に負荷がかかっていたのもあって、抜ける抜ける髪の毛が！！！
ごっそり。絶対100本くらい抜けてたと思う（笑）
流れていかない髪の毛の束たちに私は、呪怨かと思いました。とうとう私自身が、伽倻子になってしまったかって。
正直ここまで抜けてしまうと、もうどっか5円ハゲでもできてるんじゃないかって心配になるレベルです。怖いから探しはしなかったですけど、全体的に抜けたんだと仮定したら、たぶんそういうのは多分できてないと思う！信じてる私！
お世話になりました
前回は、お昼まで出てきたからお昼も出てくるのかと思っていたら出て来ず…朝食が最後の入院食でした。もっと食べたかったな〜
シャワーから上がって、とっても疲れてしまった私は休みながら、帰宅の準備をします。前日に、ほぼほぼ持って行ってもらったので、結構、簡単に荷造りすることができました。
帰りには、荷物を減らす作戦が大成功です！！
荷造りが終わってから、また時間外窓口に行って見ると、さっきまで壊れていた整理券はちゃんと直っており、券を取ったらすぐに呼ばれました。
5分ほどで退院手続きを終わらせて、また病室へ戻ります。
時間外窓口でもらった紙を看護師さんへ渡して、リストバンドを切ってもらいます。その時に着ていた海外ドラマの「フレンズ」のTシャツをほめられて、ちょっとハッピーな気持ちになりました！
このTシャツを聞いてくるあたり、結構センスがいいっていうか、海外ドラマとか見るのかなーって感じがしました！なんのドラマ？って聞くあたり絶対知ってそう。
看護師さんにも相部屋になった皆さんにもご挨拶して、病棟を離れます。1年の間に、2回もお世話になって看護師さんとか1年前にもいた人とかいて、懐かしい気持ちになったし、なんかすごくさみしい気持ちになりました。本当に、お世話になりました。
黒砂糖まんじゅう
大学病院から一旦、仙台駅へ向かい今回も、連帯保証人の欄に印を押してくれた伯父さんに、お礼の気持ちを込めて、おまんじゅうを送っておきました。
仙台では結構有名な黒砂糖まんじゅうで、とっても美味しいんですよ！普通サイズよりも小さいミニサイズの方が、普通サイズよりも美味しく感じます。仙台に来た時には買って見てください！
無事に送った後は、お昼を食べるためにカフェへ。正直、手術後は柔らかいものしか食べてこなかったので、ちゃんと食べることはできるのか心配でした。なので、柔らかそうで食べるのが大変じゃないスパゲッティーを頼んでみました。
食べれるには食べれるんですけど、口があまり開かないっていうのと結局、噛むっていうよりも飲み込むことばかりで、途中で疲れて母親にあげちゃう形になりました。
同じ手術を受けていた方のブログでは、退院早々にマクドナルドでハンバーガーを食べたみたいなこと書いてあったので、期待していたのですが、私には無理でした。
病院のトイレットペーパーは固め
祝日ということで街中は人がたくさんいたので、さっさとお家へ帰ることに。
バスの中でおしゃべりしてたんですけど、喉にチューブを入れていたせいで、全然声が出ないしハリがないわけです。カラオケでフリータイム歌い切った後の枯れた声って感じ。
クタクタになりながら家に帰ると、猫さんのお出迎えです。うちの猫は基本ツンデレなので、ツンを決め込んでましたけど、遊んであげるとデレてくれて、徐々に嬉しさを出していくタイプ。猫も喜んで私も喜んで。癒されました！
家に帰って来て気がついたことは、家のトイレのトイレットペーパーの柔らかさ。特別、高いやつを買ってないし、むしろ一番安いの買ってるんですけど、病院の紙が固すぎたんでしょうね。正直、若干入院中に切れたと思うのお尻。痔の人は地獄だね…
家の猫と紙に癒されつつ、夕飯を頑張って食べて見たんですけど、普通のご飯は腫れたほっぺと下の歯の間につまりまくって大変でした。舌で取り出したくても、傷口をグリグリやるわけにもいかないし、ってか傷口がどこかも把握してないし。
クチュクチュもあんまりできないしっていう食べづらい状況でした。顎も痛くて開きづらいし。これは手術の影響なのか、顎関節症がひどくなったからなのか。分からん。
何より、ショックなのは手術後は抜糸するまで、マウスピースはしないことにしたんですけど、若干、前歯が出て来てる印象でもう、悲しくなりました。
