顎関節症になってしまったので、色々と調べてみたら意外と20代〜30代の女性に多い病気ということで、顎変形症の後遺症以外でも当てはまる人もいるのかなと思い、少し詳しく記事にしてみようと思います。
顎変形症→→→顎関節症
私は、2018年9月頃から左の顎の痛みが酷くなってから、3月に大学病院に行って顎変形症の治療から顎関節症の治療へと変えています。
元々、顎変形症の本手術をしたあとも顎の痛みがありましたが、それは右の顎の関節でした。そしてプレート除去の手術後もやはり右の顎の関節が痛み、どちらも術後から半年程度で治っていました。
その時の痛みは、口を開く時に音が鳴ったり開きにくかったり、噛む時にも少し痛みがある程度。
右の時と同様に左も最初は開いた時に、「カクッ」といった関節の音が鳴り始めて痛みはなく、右の関節症の後だったので、すぐに治るだろうと特に気にもしていませんでした。
それから日を追うごとに、右の関節症よりも痛みが酷くなり生活を送るのに支障が出るように。
ピークの時には、どのような痛みがあったかというと…
- カクカクと開くたびに音が鳴る
- あくびをした後、閉じる時に激しい痛みがある
- くしゃみをすると激痛が走る
- ご飯などを食べていると急に激痛が走り食べられなくなる
- 歩いている振動にも顎の痛みが響く
- 口を開けたままの状態が続くと閉じる時に痛みがある
- 関節の噛み合わせが悪い感じで、ゆっくり動かしながら閉じないと痛い
- 5分も口を開けてられない(頬の筋肉に疲労を感じる)
- 硬いものは痛くて食べられない(沢庵レベルでも)
こんな感じで、まず歩いてるだけで顎に響くので辛かったですし、急な激痛が前触れもなく起きるので、喋っている時や昼夜ご飯を食べてる途中で起きるとその後が大変でした。他にも、ライブやフェスで大きな口を開けて歌ってると、そのあとは次の日まで顎の痛みが続いていました。
右の顎にあった時の痛みとは全く違うため、これは異常だと判断。すぐに治ると思っていたので、行くまでに少し時間をおいてしまいました。なんとか、大学病院へ行き今に至ります。結果、痛みが引いたのは痛みが激しくなってから1年後です。
変形性顎関節症
最初は関節が痛い時もあれば、下顎と繋がっている筋肉が痛いような引っ張るような感じでした。右側の時の痛みは筋肉の問題が大きかったように思います。
月1回の通院のたびに、どこら辺が痛いかを聞かれていましたが、その度に筋肉だったり関節だったりしてあまり痛む箇所に決まりがありませんでした。
顎関節症とは?
(引用元)顎関節症とは - 小田原の歯周病・歯槽膿漏治療室(天野歯科医院)
顎関節症とは、関節や周囲の筋肉に痛みや動きの異常が現れること。
顎関節症の種類
- 咀嚼筋痛障害
口を開けたり閉めたりする筋肉が痛み、食事中などに頬やこめかみが痛むのが特徴。 - 顎関節痛障害
関節に痛みの原因があり、口を開けたり閉めたりする時に、耳の中や周りが痛むのが特徴。 - 復位性顎関節円板障害
関節内の軟骨にズレがあるもので、口は開けられるが開ける際に「カクッ」と音が鳴るのが特徴。 - 非復位性顎関節円板障害
関節内の軟骨がズレて関節の動きを邪魔しており、顎が引っかかって口が十分に開かず、食事にも支障が出るのが特徴。 - 変形性顎関節症
骨に変形があり関節内部に損傷があるもので、口を開けたり閉めたりする時に「ジャリジャリ」という音が鳴るのが特徴。
私の場合、ほとんどの症状に当てはまっているところがあるのですが、大学病院の先生も矯正の先生からも「変形性顎関節症」と言われています。
ちなみに、変形性顎関節症の特徴の一つであるジャリジャリ音は、今のところ鳴ったことがないです。
原因
一般的な顎関節症の原因としては、日常生活による問題が原因だったり、寝ている時などの歯軋りや食いしばりといった癖による原因、怪我や精神的ストレス、遺伝など様々です。
日常生活の問題の中には、硬いものが好きや楽器の演奏から、パソコン業務や重いものをよく持つといった、誰にでもあり得る状況下で起きるとのこと。
私の場合、顎変形症の手術によるもので、元々この病気の治療をするときに、術後に顎の関節の骨が減る場合があり、私はそれに該当する可能性があると言われていました。
軟骨も人より動きが悪いようで、手術をする前からあまりいい位置になく、軟骨としての仕事を果たしていないらしいです(笑)
結果、術後から徐々に顎の関節の骨に影響が出始めて、変形したのち痛みを発症しました。
後書きなのですが、後々治療をしていくうちに分かったこととしては、4年前の術前の時には親指サイズだった顎の骨は、術後3年目から急激に減り始め、4年でマッチ棒並みに小さくなっていました。
また、手術だけが理由ではないと思っていて、ただ手術がトリガーになっただけで、パソコンを仕事もで家でも扱いますし、ストレスによる食いしばりもひどいので、いろんな事が相まって顎関節症になったと思っています。
治療方法
- 薬物療法
痛み止めを処方し症状に応じて服用 - スプリント療法
食いしばりや歯軋りによる負担を軽くするために、睡眠時にマウスピースを装着 - 理学療法
顎の運動や開口ストレッチ、冷温湿布、低周波療法など - パンピングマニピュレーション
麻酔をしてから顎を手で動かし、ズレた関節円盤の位置を治す方法 - 顎関節腔洗浄法
関節内に注射の針を2本通し、関節の中を生理食塩水で洗う方法
私の場合、洗浄方法の話もあったのですが、筋肉や関節に炎症があるという感じもなかったらしく、様子を見ながら考える形になりました。
その後スプリント療法になるのですが、それまでは痛みがあれば飲むようにと、痛み止めの処方もしてもらっています。大学病院に行った時には、痛みがピークだったので処方された痛み止めをすぐに飲んだのですが、全然効きませんでした…。
なので、1、2回飲んだだけで辞めて痛みに耐える毎日を過ごしていました。
顎関節症になってからの影響
顎関節症で受ける影響の一番は、痛みだと思います。
痛みがなければ食べるものに気をつけていれば、特に変わらず生きていけます。
食べるものも硬めのものはできるだけ避ける。例えば、じゃがりこやせんべいなど。
私は痛みがなくなってからいろんなものを食べれるようになりましたが、じゃがりこなどは食べられなくはないけど、多くを食べられません。牛タンも顎が疲れる前に食べれば完食できますが、いっぱいは食べられないし砂肝も同様です。
自分の好きなものをたくさん食べられないので、そこはちょっと辛いですかね。
それ以外は運動もできるけど、やっぱり歌うとか口を開けっ放しは疲労が溜まりやすいです。
現在は、歯並びに関して保定期間で、マウスピースをつけていましたが、スプリットに変わっているので、噛み合わせや骨の影響で上の歯と下の歯の間が広がってきています。
一生懸命してきた矯正や地獄の日々を乗り越えた手術も虚しくって感じがすごいですが、、今は目の前の敵と戦うしかないので、頑張ります。
顎変形症でこれから手術する方は、顎関節症になるリスクもあることを前もって構えておくといいと思います。特に、若く痩せ型の女性に発症しやすいようです。
術後、少しでも顎への異常を感じたらすぐに病院へ行きましょう!
今回のブログで引用させていただいたサイトです。
顎関節症について詳しく知りたい人は以下も参照してみてください。